2024.6.22 首都圏青税合同研修
この日は首都圏の青税(埼玉、東京、千葉、神奈川)が集まっての研修が行われました。
近畿青税の坂井昭彦先生を講師に『AI時代における税理士の在り方』と題して、急速に進むIT化と共に税理士が生きる意志を強くする内容でした。
また、研修会場が横浜市の東京地方税理士会館だったので埼玉から遠かったのですが、埼玉青税からも参加者がおり、懇親会で交流を深める者もいた程でした。まさに青税活動の充実振りを示せた1日でした。
2024.6.15 研究例会
6月15日(土)、研究例会を行いました。
この日の内容は、事例研究&お悩み相談でした。
特に、今月から始まった定額減税についての議論が盛んに行われました。今まで数多くの税制について提言してきた埼玉青税らしく、様々な意見が飛び交いました。
日常業務の悩みに対しても皆で助け合える埼玉青税の強さを示せました。
2024.5.11 研究例会
5月11日(土)、研究例会を行いました。
この日の内容は、夏以降本格的に執筆を開始予定の全国青税向け論文のテーマ選定についてでした。
全国青税の大テーマ「5年後の未来にあるべき税制」に基づき、何をテーマとしてどのような検証を行うべきか、活発な議論が行われました。議論の結果「5年後にあるべき直接税・間接税」という小テーマはどうか、という方向でおおよそ考えがまとまりました。8月以降の研究例会で具体的な検討を進めていく予定です。
2024.4.27 懇親行事(都内散策)
4月27日(土)、いつもの研究例会とは違い、1年ぶりに厚生行事を行いました。
この日は県外に出て、東京都の飛鳥山公園、旧古河庭園、六義園などの公園巡りをするというコースでした。
直前の天気予報では雨が降ることも想定されたため、厚生部長は雨天時の対応も色々と考えてくれましたが、結果的には降られずに済みました。むしろ日差しが出なかったことで、暑すぎず寒くもなく、軽く体を動かすにはちょうど心地よい散歩日和となりました。
会員によっては家族連れで参加し、それぞれのペースで散策しながら、いつもの例会ではあまりできない家族の話や日常生活の話などをして一層親睦を深めました。
(当日の行程)
①JR王子駅集合
②音無親水公園散策
③アスカルゴ(無料モノレール)で飛鳥山公園へ
③飛鳥山公園散策(写真1枚目)
④旧古河庭園散策(写真2枚目)
(この日は春のバラフェスティバル開催中でした)
⑤六義園散策(写真3枚目)
⑥JR王子駅前に戻って有志で懇親会
2024.4.16 財務省との意見交換会
4月16日(火)、埼玉青税メンバー及び大石会員が主催する勉強会のメンバーが財務省を訪問して、財務省主税局、国税庁、矢倉克夫財務副大臣との意見交換会が行われました。これは2月の研究例会に矢倉副大臣に来て頂いたことをきっかけに実現したもので、関係者は多忙な中、できるだけの準備をして臨みました。
立場に関係なく、お互いに思うことを率直に提言する中で、官庁側にも政治で決まったことを実現するにあたっての苦労話や色々な考え方があることを対面で知ることもでき、貴重な学びの機会となりました。
活発な議論が行われ、限られた時間内で用意した全ての論点を伝え切れませんでしたが、今後も継続していくことで我々実務家から政治や行政に何らかのインパクトを与えることができると信じ、来年度また同様の機会を得られるよう努力していきます。
2024.4.13 三青会
4月13日(土)、例年春に開催している三青会による合同研修を行いました。三団体から持ち回りで講師を出しているのですが、今年は我々埼玉青年税理士連盟が講師を出す年度に当たり、池辺会員が講師を務めました。「インボイス制度と士業実務」という、登記や訴訟に関連して公的費用の立替を行う機会が多い士業の方のニーズに即したテーマを取り上げました。池辺会員によると、今回の資料は事務所内の勉強会用資料をアレンジして作成したものとのことでした。事前に会員内に情報を共有した結果、指摘を受けた事項の修正も口頭で行われましたが、全体としては税務の専門家でなくてもわかりやすい講義だったと思います。
少し狭い会場だったこともありますが、全員が座りきれない満員状態で講義が行われ、講義終了後も立替金精算書の話題を中心に多くの質疑応答や意見交換が行われました。
終了後は会場近くの居酒屋に場所を移し、関係者間で親睦を深めました。
(※)三青会とは、弁護士、司法書士、税理士の三団体(青年法律家協会埼玉支部、埼玉青年司法書士協議会、埼玉青年税理士連盟)の集まりで、
毎年持ち回りで勉強会を開催する等の交流を図っています。
2024.2.24 川口研究会
2月24日(土)、確定申告期恒例となる川口研究会が、川口の青木一・二丁目会館で開催されました。この川口研究会は、参加した会員が業務で感じている様々な疑問を持ち寄り、その疑問を解決する会です。
今回の確定申告から、インボイス制度の開始により新たな納税義務が発生します。新たに課税事業者になる社長が会社から家賃を受け取り、会社・社長双方の前受家賃の認識が異なるケースで、10/1をまたぐ半年分の家賃の納税義務はどうなのか。参加者からいくつかの見解が出されました。
また、資産課税では株式評価をめぐる事例が複数挙がったほか、譲渡所得の取得価額が不明な場合の見積り方についても事例が出ました。
さらに、役員報酬の減額改定が認められるケース、役員貸付金が増えすぎたケースなど、法人税絡みの論点も紹介されました。
今回は、事例の詳細を書いた資料の数が例年以上に多く、この日のために「見解を聞こう」と考えた参加者が多かった印象を受けました。次回も、定額減税など実務にとって悩ましい論点が出ることが予想されます。事例に対して、真摯に向き合っていく場があることは、ありがたいことなのではないでしょうか。
2024.2.3 浦和研究例会
2月3日(土)は、毎年この時期に恒例となっている税制改正に関する研究例会を行いました。
関東信越税理士政治連盟の副会長でもある大石敬会員が講師を務めるところまでは例年通りでしたが、今年はサプライズゲストがお見えになりました。なんと、矢倉克夫財務副大臣(参議院議員)です。
令和6年度税制改正大綱をベースに各種資料を参照しながらの解説に加え、大石会員が国会に詰めている時期には「奥さんよりも大石さんとあっている時間が長い」という矢倉議員との気の合った掛け合いも交えながら、改正点だけでなく改正の背景や裏話、来年以降の改正の方向性など、他所ではなかなか聞くことのできない話が展開される中、3時間弱の講義時間はあっという間に終わってしまいました。
終了後は会場近くの居酒屋に場所を移し、講師であった大石会員と矢倉議員にも懇親会にご参加いただき、さらなる税制改正談義に花を咲かせました。
2024.1.20 第73回税理士試験合格者祝賀会
1月20日(土)は、昨年行われた第73回税理士試験にめでたく合格された方の祝賀会を開催しました。
当日天気が悪かったことと、事前に関心を示してくださったものの当日ご都合が悪くご参加頂けなかった合格者の方もいらしたため、新合格者の方のご参加は1名に留まってしまいましたが、「税理士試験のその先」と題したパネルディスカッションを行い、先輩会員が試験合格後どうなるのか、どうしてきたのかと言った体験談を伝えるプログラムを昨年に引き続き設けました。埼玉青税のアットホーム感は伝わったのでは無いかと思います。
全国青年税理士連盟の冨川会長にも来賓としてご出席頂き、第1部の式典終了後は、近所のレストランに場所を移して懇親会を行い、イタリア料理とお酒、そして会話を楽しみました。
今回の祝賀会にご参加頂けなかった方も含め、今年も新しい仲間が増えることを期待しています!
2023.12.2 与野研究例会&忘年会
12月2日(土)は、2023年の締めくくりとなる研究例会(関東信越税理士会の認定研修)として「電子帳簿保存法について~税理士に求められる対応とは~」というテーマで、日本大学法学部教授で税理士の阿部徳幸先生から貴重なお話を頂きました。
休憩無し2時間半超の進行でしたが、今まさに旬のテーマについて盛り沢山の濃い内容の講義で、かつ、笑いもところどころに散りばめられた阿部先生の軽妙で快活なお話に、出席者はみな引き込まれました。
電子帳簿保存法とデジタルインボイスとの関係についても分かりやすく講義いただき、サブテーマである顧問先への対応のみならず税理士である私たち自身の今後についても、税理士会への提言等について考える機会を与えて頂き、大変有意義な研修となりました。
また、例会終了後は忘年会を開催しました。昨年に引き続きプレゼント交換も行われるなど、美味しいお酒をお供にそれぞれの現況報告を行いながら、和気あいあいと楽しい時間を過ごしました。
2023.11.25 論文読み合わせ
11月25日(土)に論文執筆メンバーで2024年シンポジウム論文の第2回目の原稿の読み合わせを行いました。
今回も活発な意見交換が行われ、原稿はブラッシュアップされました。12月中旬の第3稿締切りを目標にメンバーは執筆を進めています。
2023.11.11 浦和研究例会
11月11日(土)の研究例会は、2024年シンポジウム論文「他資格との業際問題の現状と税理士業務の未来」(仮題)の第1回目の原稿の読み合わせを行いました。
執筆メンバー、幹事の方々からも意見をいただき、議論が深まりました。今回のすり合わせを元にメンバーは第2稿の執筆を進めていきます。
2023.10.7 浦和研究例会
10月7日(土)の研究例会は、10月1日から始まったインボイス制度をテーマに開催されました。
顧問先からの問い合わせの具体例について意見交換が行われ、インボイス制度の導入は、顧問先に正しい記帳方法などを指導する機会になるという意見もでました。また、インボイスの話題から、振込手数料は代金支払者が負担するものであると民法では規定されているなど多岐にわたる意見交換が行われました。
2023.9.23 浦和研究例会
9月23日(土)の研究例会は、二本立ての内容で行われました。
前半は先月に続き、全国青年税理士連盟に提出する論文の議題についてでした。
制度部長が予め用意してくれた論文構成のたたき台をベースに、より具体的な内容や執筆者をどうするかについて話し合いました。
後半は全国青年税理士連盟で取りまとめを行う税制改正要望のうち、今年我々が担当になった地方税に係る改正要望についてでした。
限られた時間でしたが、研究部長を中心に議論を行い、地方税特有の事情で税法が複雑化していること、結果として不公平が生じたり二重課税が生じたりしている等の指摘が有り、それらを踏まえて改正要望を提出することになりました。
2023.8.25 大宮研究例会
8月26日(土)の研究例会は、5月度の研究例会に続き、全国青年税理士連盟に提出する論文の議題について話し合いました。
全国青税の大テーマ「新時代に求められる税理士の役割」、埼玉青税のテーマ「他資格との業際問題の現状と税理士業務の未来」に基づいて制度部長が予めまとめてくれた資料をたたき台に議論が交わされました。給与計算や遺産分割協議など実務では避けて通れない論点に関して参加者の実体験や考察など、様々な議論が取り交わされました。さらに、実際の論文執筆に向けての具体的な事項についても話し合われました。
また、研究例会終了後は近くにある会員の顧問先の居酒屋に移動して暑気払いを行い、会員同士の親睦を深めました。
2023.8.6 全国大会&シンポジウム
8月6日(日)ANAクラウンプラザホテル大阪にて全国青税第56回大阪大会が開催されました。埼玉青税からは会員家族も含め14名が参加しました。
第1部の定時総会では、山田隆一前会長を中心とした執行部がこの総会で退任となり、新たに冨川和將会長と新しい執行部が選出されました。今後の運営等に係る質疑応答もありましたが、すべての議案が可決承認されました。
第2部のシンポジウムでは、「社会の電子化と税務の共存」を統一テーマにいくつかの単位青税が研究発表を行いました。(今回我々埼玉青税は発表を見送りました。)
第3部の懇親会では、全国から集まった200人以上の全青会員が、料理や飲み物を囲みながら思い思いの時間を過ごしました。
2023.7.15 定期総会
7月15日(土)、第47回定期総会が埼玉会館で開催され、新代表幹事に福重光太郎会員が選出された他、他の幹事も議案通り承認され、新体制がスタートしました。
例年記念講演を行っていた第一部では、今年は新しい試みとして、青税立ち上げ後間もない第5代の代表幹事を経験された長谷部会員を中心とした新旧会員により埼玉青税の歩みを振り返るパネルディスカッションを行い、青税の良さを改めて感じるとともに、以前の会員のご苦労話も伺うことができました。
第二部の定期総会では、大澤貴昭代表を中心に活動報告が行われ、全会一致で承認されました。続いて新年度の代表幹事には福重光太郎会員が立候補し満場一致で承認されました。その後新執行部による新体制についての議案が審議され、各事務所や青税の持続可能性を見据えた質疑応答を経て承認されました。
第三部は同じ建物内のビストロやまにおいて、昨年のような座席指定ではない、立食形式での懇親会が行われ、ご来賓の関東信越税理士会大山会長や全国青税の山田会長をはじめ新旧会員が楽しいひとときを過ごしました。
2023.6.17 浦和研究例会
6月17日(土)の研究例会は、事務所運営の悩みや相談についてフリートークによる情報共有をしようというものでした。
初期投資としても、その後の事務についても大きな影響を及ぼすソフトウェア選びについては、A社は一人で開業するなら最安で対応税目や作成できる書類の範囲も広い、B社は一人で使うには高すぎるがコミュニティがあるのが売りでかつ4~5名程度の事務所規模になればペイする等々、実体験に基づいた感想が出ました。現在のソフトを選んだ理由が、最初に働いた事務所で使っていたから等、意外と何となく決まっていたことも興味深かったです。
また、インボイス対応に伴う事務負担の増加を踏まえて報酬の引き上げを行うか、相続案件の報酬はどのように決めているか、という質問も出され、それぞれの考えがあって決めている部分、みんな同じように悩んでいる部分が垣間見えました。
更に、支部活動については地域差が大きく、積極的に交流を行う方針の支部の会員が、他の支部では全く支部活動に参加していない人が多い実情を知ってびっくりしたという話も飛び出しました。
話題は尽きない中、時間切れとなってしまい、またこのような機会を持とうということで意見が一致しました。
2023.5.20 岩槻研究例会
5月20日(土)の研究例会は、全国青年税理士連盟に毎年提出予定の論文について、まずテーマの具体化から話し合いました。
論文作成の中心となる制度部長による「新時代に求められる税理士の役割」という全国青税の大テーマの紹介を受けて議論が始まりました。ICT化による税理士の独占業務の危機、その危機を乗り越えるために業務を広げようとしても業際問題の壁に突き当たる等、活発な意見が次々に生まれ、それが更に肉付けされることで、埼玉青税のテーマは「他資格との業際問題の現状と税理士業務の未来」として今後論文を作成していくことに決まりました。
とは言え、難しい話ばかりに執着せず、例えば、今回例会初参加の方を中心に、皆で和やかに自己紹介し、笑顔が出る場面も有りました。
この様に硬軟取り混ぜて皆が自然に意見を交わせる姿勢により、まさに埼玉青税の業務の真剣さとアットホームさを共に再認識できる良い例会となりました。
2022.5.13 首都圏青税共催研修
5月13日(土)、首都圏青税共同開催による研修が行われました。
講師に中央大学の酒井克彦先生をお招きして、東京税理士会館での会場参加とZoomによるオンライン参加のハイブリッド型研修で、参加者は100名近くにのぼりました。
裁判例からみる公正処理基準ということで、会計原則とはなにか、また、それに従った処理をした際に税務処理が否認される可能性があるのかどうなのかを考えさせられる研修でした。
2022.4.29 厚生行事
4月29日(土)、厚生行事を開催しました。
昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大状況を踏まえ、オンライン旅行という形での開催になりましたが、今年は感染状況が落ち着いて来たことも踏まえ、かなり久しぶりに皆で同じ場所を訪問し、一緒に散策する形で開催することが出来ました。
今回訪れたのは吉見町で、国の史跡でもある吉見百穴から吉見観音まで片道約5kmの行程を往復しました。
少し風は強かったものの幸い天候にも恵まれ、新緑の中を思い思いのペースで歩きながら、いろいろな話題で盛り上がりました。
ご都合のつく方はご夫婦やお子様連れで参加するなど、いつもの研究例会には見られないお互いの一面を発見することもでき、埼玉青税会員間の親睦の強さを再認識し、続けて親睦行事を行いたいと思わせる1日となりました。
2022.4.22 三青会
4月22日(土)、三青会(※)を開催しました。
今回は、埼玉青年司法書士協議会の司法書士新井健二先生に、相続登記の義務化を中心にお話を頂きました。
このテーマは、所有者不明土地が増加する問題等に対処するため今年から来年にかけて続々と新報が施行されるというタイムリーな話題であったこと、講師の新井先生による法務局のご勤務経験やCFPとしての啓蒙活動の経験も生かされた丁寧な資料や貴重な体験談棟もあり、皆熱心に聞き入りました。
また、貴重な他士業との交流会でもあるため、違う士業間での話も弾み、同業者のみでは得られない貴重な会話が出来ました。税務会計や税理士同士のみの交流に留まらない姿を示せた有意義な1日となりました。
(※)三青会とは、弁護士、司法書士、税理士の三団体(青年法律家協会埼玉支部、埼玉青年司法書士協議会、埼玉青年税理士連盟)の集まりで、
毎年持ち回りで勉強会を開催する等の交流を図っています。
2022.2.18 川口研究会
2月18日(土)、確定申告期恒例となる川口研究会が、青木一・二丁目会館で開催されました。
この川口研究会は、参加した会員が業務で感じている様々な疑問を持ち寄り、その疑問を解決する会です。今年はインボイス制度に絡む消費税の課税・免税の問題や、譲渡所得における3000万円特例、空き家特例の適用有無に絡む問題が目立ちました。
また、「3人共有の不動産における住宅取得資金贈与と持分・床面積」の問題や、収用が行われた短期譲渡所得物件の税率といった難しい事例や、特異な相続案件など様々な話で盛り上がりました。
自分は経験したことがないような事例であっても、明日は我が身。今回出てきた事例から、様々なものを学べたことでしょう。税法や税制の、さらにその先を知るいいきっかけになれる行事なのではないでしょうか。
2022.2.4 2月研究例会(税制改正大綱解説)
2月の研究例会は「令和5年度税制改正について」というテーマで、埼玉青税会員であり、かつ、関東信越税理士政治連盟の副会長で税理士の大石敬先生より貴重なお話を頂きました。
毎年恒例の研修も近年は新型コロナウイルス感染症の影響で会場参加者を最小限に留め、オンライン中心で進めざるを得ませんでしたが、今回は会場とオンライン併用のハイブリッド開催という方法は維持しながらも、会場参加者を増やすことで、大石先生や会員間の交流を深められました。
今回の改正は相続税における生前贈与加算期間の3年から7年の延長、消費税のインボイス制度が予定通り本年10月1日に施行される場合の負担軽減措置が大きな話題なので、これらの内容や注意点等を中心に、皆が惹きこまれる内容となりました。
税制改正は毎年有り、その改正に対する知識や関心を深めるのにふさわしい埼玉青税名物の研修となりました。
2023.1.14 第72回税理士試験合格者祝賀会
今月は研究例会はお休みし、昨年の第72回税理士試験でめでたく合格された方々の祝賀会を開催いたしました。
新型コロナウイルスによる感染症の影響により、昨年、一昨年の合格者祝賀会は、会場参加者を必要最小限に留めての開催を余儀なくされましたが、今年はリモート参加も併用しつつ、3年ぶりに会場メインでの開催を行いました。年々合格者数が減少傾向にあるなか、新合格者の方3名に会場へお越し頂き、さらに来賓として全国青年税理士連盟の山田会長をお迎えして華々しく開催することができました。
第1部では、従来になかった試みとして、異なった立場(開業税理士、社員税理士、所属税理士)の税理士4名によるパネルディスカッションを中心としたプログラムで、新合格者の方に税理士の活動の実態を知って頂く機会を設けました。
続く第2部では、感染対策に配慮した上での懇親会を行い、新合格者の方、既存会員の交流の場を設けました。
当日は3名の新合格者の方にご参加頂き、うち2名の方が即日入会して下さいました。
2022.12.10 浦和研究例会
2022年の締めくくりとなる研究例会は「社会のICT 化における納税者の権利擁護について」というテーマで、日本大学法学部教授で税理士の阿部徳幸先生から貴重なお話を頂きました。
テーマが難解かつ抽象的で、2時間半休憩無しで進行という、一見すると非常に大変な研修で、トイレ休憩等を各自適宜取って良いと事前にアナウンスされたのですが、自主休憩を取る参加者は殆ど無く、皆濃い内容と軽妙なお話に引き込まれ、お話の後の質問も活性化する程盛り上がりました。
今回は認定研修ですが、ただ税理士の36時間の認定研修受講義務を満たすだけの目的で受講するには勿体無く、ICT化による税理士業務の変化や危機等、仕事をしていく上で必要不可欠な内容が盛沢山な、有意義な研修となりました。
それだけに久々の参加者も多く、令和4年の埼玉青税の活動の最後を締めくくる有意義な研究例会となりました。
また、例会終了後は、感染対策にも配慮しつつ、3年ぶりとなる忘年会を開催しました。こちらも老若男女多くの会員が参加し、プレゼント交換が行われるなど、研究例会に負けず劣らず大変盛り上がりました。2023年もみんな元気で活躍したいと思います。
2022.11.26 浦和研究例会
今回の研究例会は、前回に引き続き次回シンポジウム論文「ICT化と納税者意識の考察」(仮題)について最新の原稿をベースに推敲を行いました。
執筆を担当する会員は別日程でも読み合わせや意見交換などを行っていますが、顔を合わせての打ち合わせ、意見交換は今回が最後となる予定です。
皆さんご多忙の中、意欲のある論文が段々と仕上がりつつあり、限られた時間の中でしたが議論を交わしました。
なお、今後は12月10日の三次締切に向けてさらに原稿を見直し、その後は論文全体のバランス等も踏まえて仕上げていくことになります。
2022.10.22 与野本町研究例会
今回は与野本町コミュニティセンターにて、先月に引き続き来年のシンポジウムに向けた論文について議論しました。
今回は、次期シンポジウム論文の執筆者を中心に、各担当パートのドラフト版の原稿をベースに執筆方針のすり合わせを行いました。論文テーマは「ICT化と納税者意識の考察」(仮題)という抽象的なものですが、実際の論文を皆で共有することで具体的な議論が出てきました。例えば、ICT化が処理の効率化を図れる一方、そのICT化により納税者が税額計算について考える機会を奪うことになるため、戦後民主主義に立脚する申告納税制度が、行政機関の処分により税額を確定する賦課課税制度に近づいていくのではないか、という危険性について、頻繁に提起されました。
執筆メンバー・執筆メンバー以外の会員の皆さまからも活発な意見をいただき、議論が大いに深まりました。論文の最終帰着点はまだ形となっておりませんが、執筆メンバー間で意見を交わしながら、進めていきたいと思います。
2022.9.17 大宮研究例会
この日は例月よりも開始時間を早め時間を長めに取り、前半と後半の2本建てで議論を行いました。
前半は全国青税の要請による、税制改正要望事項の審議を行いました。我々埼玉青税は相続税に関する検討を担当し、実務上疑問を感じていた点を中心に活発な議論が行われ、全国青税の法対策部会へ提出する内容がまとめられました。
後半は来年のシンポジウムに向けた論文「ICT化と納税者意識の考察」(仮題)の作成に向けて、論文の構成(章立て)や記載すべき内容についての議論が行われ、論文構成の他、担当(執筆者)や執筆のスケジュールについても決定されました。
また、当日は埼玉青税に興味を持って頂いた見学者の方2名の方も参加されました。埼玉青税のアットホームな雰囲気や会員が一丸となって問題解決に取り組む姿勢を、外部の方にもアピールできた貴重な1日となりました。
2022.8.27 岩槻研究例会
来年のシンポジウムに向けて埼玉青税が選んだテーマである「ICT化と納税者意識の考察」に関しての検討を行いました。具体的には税制のICT化に関する近年の政府動向についての情報共有や、論文の方向性について参加者で意見を交換しました。
従来発表のテーマとして来た個別税制の議論とは少し毛色が異なるため、論文構成の検討に難航しそうですが、その分自由に展開できる内容ともいえ、遣り甲斐があるテーマとも言えます。
次回の研究例会に向けて、論文執筆予定者を中心に各自情報収集や論文の章立ての想定を行うことになりました。
新たに選出された山田会長による挨拶
午後のシンポジウムでの埼玉青税の発表の様子
2022.8.7 全国青年税理士連盟第55回神奈川全国大会 開催!
全国青年税理士連盟第55回神奈川全国大会が開催されました。例年別の日に開催していたシンポジウムを同日に開催するという盛り沢山の内容でした。
午前に行われた全国大会では、議案が全て可決される等順調に進んだ他、埼玉青税からも要職に役員が選任される等、埼玉青税の存在を十分に示せました。
午後のシンポジウムでは、各単位青税がそれぞれ異なるテーマでユニークな発表を行いました。
その中で、埼玉青税は、消費税のインボイス制度について発表しました。2023年10月1日から施行予定の制度ですが、発表者が寸劇形式で熱演したことにより、今後の課題を示せました。
新型コロナウイルスの猛威で2年連続のWeb開催及び発表無しを余儀なくされ、3年振りの会場開催及び発表となりましたが、最後の懇親会を含めコロナ対策を徹底させ、ブランクを感じさせない充実した大会となりました。青税のウィズコロナ体制を示せた貴重な1日となりました。
2022.7.16 第46回定期総会 大澤執行部スタート!
第46回定期総会が埼玉会館2階ラウンジで開催され、新代表幹事に大澤貴昭会員が選出された他、他の幹事も選出され、新体制がスタートしました。
新型コロナウィルスの感染対策として昨年、一昨年とご来賓の招待を自粛するなど制限の多い開催を強いられる形になりましたが、その分を取り返すかの如く極めて充実した日となり、記念講演の講師には日本税理士会連合会の市木制度部長、ご来賓には関信越税理士会の江本会長、埼玉県支部連合会の大山会長を始めとする豪華なお客様をお迎えすることができました。
第一部の記念講演では他では聴くことのできない、元全国青税会長でもある市木様の税理士法改正にかかる熱い想いをお伝え頂きました。
第二部の定期総会では、コロナ禍でも前向きな活動のために奔走された津田律子代表を中心に活動報告が行われ、全会一致で承認されました。続いて新年度の代表幹事には大澤貴昭会員が立候補し満場一致で承認されました。その後新執行部による新体制についての議案が審議され、会員同士の交流を意図した「会員カード」創設にかかるねぎらいの言葉や、大澤新代表幹事に向けての激励など前向きな発言が見られました。
さらに、第三部は同じ建物内のビストロやまにおいて、三年ぶりのリアル懇親会が行われました。久しぶりに皆でグラスを合わせての乾杯で始まり、一部ご来賓のご挨拶、新規執行部の部長による挨拶も交えつつ、各テーブルで思い思いに話に花を咲かせていました。
2022.6.26 首都圏青年税理士連盟共催研修会兼認定研修
2022年6月26日、首都圏青年税理士連盟共催研修会兼税理士会認定研修を会場とzoom配信を併用して開催しました。本研修は、首都圏内にある4つの青年税理士連盟(神奈川青年税理士クラブ、埼玉青年税理士連盟、千葉青年税理士連盟、東京青年税理士連盟)が共同開催する研修で、今回は、「土地評価実務における質疑応答事例」について、不動産鑑定士の鎌倉靖二先生を講師にお話いただきました。
講義の進行は、Q&A形式で作成いただいたレジュメを使用して行われました。土地評価を行う際生じがちである具体的な9つの疑問(Q)に対し、回答(A)という形で詳細かつかみ砕いたご説明をいただくことで、難しい事例を理解することができました。また、事例(Q)ごとに、土地評価に関する経験レベルによって生じる疑問が異なる点についても具体的にご説明いただけたことで、あっという間の2時間半で、大変有意義な時間を過ごすことができました。
2022.6.11 岩槻研究例会
6月の研究例会は、8月に開催される全国青年税理士連盟のシンポジウムでの発表(寸劇)の方向性について話し合いを行いました。
令和4年シンポジウムでの埼玉青税のテーマは「消費税のインボイス制度」で、すでに論文は完成しています。今回は制度部長が作成したシンポジウムでの発表用の台本の読み合わせを行い、発表に向けての意見を出し合いました。
前回の名古屋シンポジウムは新型コロナウイルスの影響により研究論文集の作成のみで発表はなく、令和元年の埼玉シンポジウムは主催者側で発表は行っていないため、平成30年に開催された神戸シンポジウム以来の発表となります。
台本の細部の言い回し、出演者、発表の仕方、インボイス制度の問題点等の税理士として伝えたいことなど、様々なアイデアが会員から出されました。
まだ始まっていない制度であるが故の難しさはありますが、埼玉青税らしい発表を行うための有意義な研究例会となりました。
2022.5.14 浦和研究例会
5月の研究例会は、来年のシンポジウムの論文のテーマについて話し合いました。
全国青年税理士連盟(以下、「全国青税」と表記)から指定されたテーマは、「社会の電子化と税務の共存」というものでしたが、余りに範囲が広すぎるので、皆の多様な意見が飛び交い、白熱した話し合いとなりました。
そして、意見が十分に出揃ったところでまとめると、「ICT化と納税者意識の考察」、具体的には、電子化が進めば、納税者が税金の計算をしなくなり、国の思い通りに納税させられるのではないか、つまり、申告納税制度が危機に陥るのではないかというテーマに落ち着きました。
そのテーマは、納税者の権利擁護を大切にするという、
まさに青税らしいテーマとなりました。
例会後もオンライン懇親会で仕事や将来に対する悩みなどについて相談できました。
様々な意見から前に進めるという埼玉青税の良さを示せた素晴らしい例会になりました。
2022.4.23 オンラインバスツアー
今回は研究例会から離れ、親睦イベントとしてオンラインバスツアーを行いました。オンラインバスツアーは昨年も開催され、好評だったため、今回も多くの会員が楽しく参加しました。
今回は、旅行会社の案内の下、香川県のこんぴらさん周辺をzoomで見学しました。
まずは金陵の郷にて、日本酒の製造過程や商品などを見学しました。しかも普段は公開していない酒蔵の内部まで見学できるという、非常に貴重な経験ができました。
次に毎年4月にこんぴら歌舞伎が開催される金丸座を見学しました。 現存する中では日本最古の芝居小屋だけに、仕掛けが全て手動なことなど、趣が有る建物をじっくり見学できました。
最後に中野うどん学校でうどん作りを体験しました。うどん粉を打つ風景を見学した後、事前に送ってもらったうどん粉を切って茹で、うどんを頂きました。
そして、最後の記念写真での笑顔の様に、大盛況のうちに終わり、この後のオンライン懇親会で余韻に浸りました。
新型コロナウイルスで親睦イベントが制限されますが、埼玉青税の大きなテーマの1つである親睦を継続かつ強める貴重な1日となりました。
主催なさったコトバスツアーの皆様、ありがとうございました。
2022.4.9 三青会兼認定研修
2022年4月9日、三青会(※)兼関東信越税理士会認定研修を会場とzoom配信を併用して開催しました。今回は、青年法律家協会埼玉支部の上田裕弁護士に、労働法についてお話いただきました。
前半では「予防法務」について、後半では「弁護士からみた労働問題の対処法と望まれる使用者の対応」について、ご説明いただきました。予防法務に関しては、事前に準備・対応が可能でありその必要性・重要性を学びました。労働問題の対処法と使用者側の対応方法では、「解雇」「残業代請求」に関し事例を交えながら法的な内容をかみ砕いてわかりやすくご説明いただき、契約や記録が重要であることを再認識しました。
研修時間内に収まらなかったお話は、引き続き行われたオンライン懇親会でお聞きすることができ、親睦を深めるだけではない有意義な懇親会となりました。
(※)三青会とは、弁護士、司法書士、税理士の団体(青年法律家協会埼玉支部、埼玉青年司法書士協議会、埼玉青年税理士連盟)の集まりで、毎年持ち回りで勉強会を開催しています。
2022.2.26 川口研究会
去る2月26日(土)、確定申告期恒例となる川口研究会が、青木一・二丁目会館で開催されました。
例年通り、参加した会員が業務で感じている様々な疑問を持ち寄り、その疑問を解決する会となりました。条文に書かれていることを当てはめる、とは言うものの、出てきた事例の中には「仲の悪い兄弟で株の低額譲渡」といったドロドロした雰囲気のものや、「内部造作物の耐用年数」や「経営コンサルタントへの源泉徴収の有無」といった税法の盲点を突いたものもありました。
今回出てきた事例の中には特異なものもあったものの、同じような事例に遭遇する「いつか」のために、事例を共有できる川口研究会。知識の習得と言うよりも、知識の深化を味わえる、青税の中でも貴重な行事なのではないでしょうか。
2022.2.5 税制改正大綱解説会(2月研究例会)
2月の研究例会は「令和4年度税制改正大綱についての解説」というテーマで、埼玉青税会員であり、関東信越税理士政治連盟の副会長で税理士の大石敬先生より貴重なお話を頂きました。
こちらは埼玉青税では毎年恒例となっている認定研修です。新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が急激に拡大していることを踏まえ、会場での参加人数は最小限にした上で、会場とオンライン併用で行われました。
今回は直前に発表された新型コロナウイルス感染症の影響による申告期限延長の報道発表資料のお話に始まり、今回の税制改正が小ぶりな理由や税制改正の内容、検討事項の読み方等について、政治的な裏話を交え充実した資料のもとで解説されました。
また、令和3年分所得税の確定申告書の記載方法についての考えや昨年一部で騒がれた贈与税の基礎控除廃止についてのお話もあり、盛沢山の研修内容で例年同様に充実した研究例会となりました。
研修後はWeb懇親会が開催され、参加者間で懇親を深めることができました。
2022.1.22 第71回税理士試験合格者祝賀会
2022年1月22日(土)、第 71回税理士試験合格者祝賀会が開催されました。
今回は当初さいたま市の埼玉会館に新合格者の方々にお越しいただき、運営メンバー以外はweb参加という二段構えの開催を予定していましたが、感染対策の観点から、運営メンバーを最小限に絞り、新合格者の方を含め全面web開催に急遽変更となりました。
二部構成での開催で、第一部は、代表幹事の挨拶に始まり、全国青税会長からご祝辞を頂き、毎年好評を得ている税理士法解説、スライドによる青税紹介、そして、会員3名による活動体験談、2月例会案内、という流れで行われました。
その後、第二部でオンライン事務所見学ツアーが開催され、興味深く見学し、積極的に会員からの質問が出るなど、大変貴重な時間を過ごすことができました。
また、第二部の終わりでは、新合格者と昨年秋に新規入会された会員から自己紹介をしていただき、大変和やかに第二部も閉会しました。
まん延防止等重点措置下において活動が制限される中のオンライン開催においても、会員皆の協力によって、良いコミュニケーションをとることができ、埼玉青税の最大の特徴であるアットホームさを再認識することができた祝賀会となりました。